久々のハードカバー…【占領都市 Tokyo Year Zero Ⅱ】

カテゴリー : 行方日記

普段は文庫ですが割と長い休みの時には、気になるハードカバーを一冊買って読むことにしています。

今年は年末に妻の怪我等があってなかなか読めなかったのですが…

 

毎年買っている、「このミステリーがすごい」の外国諸部門の2位にランクされた

【占領都市~TOKYO YEAR ZEROⅡ~】を選びました。(表紙のデザインも凄く気にいっています)

あまり海外作家のミステリーは読まないのですが、今回は題材に惹かれ

以前から気になっていた、D.ピース(日本在住だそうです。)のこの作品を選びました。

はっきり言ってかなり癖の強い作品です。でもその分嵌まった人には効きます…。

 

歴史の授業ではあつかわない時代の東京、現代とはまるで違う東京とその時代、

多くの人が知っているその事件を独特の文体で書いています。

この【TOKYO YEAR ZERO】は三部作ということですので次回で一応完結だそうです。

(次の題材は時々戦後の事件を検証する…みたいな番組で取りあげられる下山事件だそうです。)

 

一作目の【TOKYO YEAR ZERO】は文庫化されたみたいですのでそっちも手を

のばしてみようか思っています(本作以上に各書評は賛否両論のようですが…)

 

誰にでもお薦めと言う感じではないですが、たまにはノワールと言うかダークなものが読みたい時にはどうぞ…。

興味を持たれた方は…

http://bookjapan.jp/search/review/201210/20121024

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B9